2015年05月16日

チリのワインが日本で売れてるらしい

世界一受けたい授業を見ていたら、日本におけるワイン消費量が伸びていて、2014年は過去最高になったとのこと。
その理由は関税が安くなったチリ製のワインの輸入量が伸びているからとか。

経済協定で関税が安くなったとは、EPAのことか?と思って調べてみた。

ボトルワインの国別輸入量の記事があった。
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_eco_seizougyo20140721j-02-w280
日本とチリの間でEPA(経済連携協定)が締結され、2007年に1リットル15%ほどだったワインの関税が2019年にはゼロになるとのこと。

そういえば、近所にあるスーパー(ヤオコー)もプライベートブランドのワインをだいぶ安く出すようになったなと思い、ラベルを見てみたところ、やっぱりこれもチリワインだった。

詳しい関税はジェトロのサイトにある。
http://www.jetro.go.jp/ext_images/world/cs_america/cl/jcepa/guide/pdf/schedule_jp.pdf

現在は関税は1リットルあたり4.6%まで下がってきている。
円安の影響で実際の価格は上がっているかもしれないが、EPAのないヨーロッパからの輸入と比べて相対的に安いのは間違いないだろう。

手軽なワインが飲めるのはありがたい限りだ。
ちょうどなくなったところなので、明日はまたヤオコーでワインを買ってこようかと企んでいる。
posted by じゃが〜 at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月14日

人はなぜ平和を祈りながら戦うのか?

人の世の戦争について、宗教と絡めた興味深い本を読んだので紹介する。


人はなぜ平和を祈りながら戦うのか? (私たちの戦争と宗教) 星川 啓慈, 石川 明人

章立て
1.人は人を殺したがらない
2.それでも戦争はなくならない
3.戦闘における整理と心理
4.宗教と戦争の関係
5.「人を殺すな」か「人を殺せ」か
6.聖書・キリスト教における「平和」
7.軍事大国アメリカの宗教
8.日本のクリスチャンと戦争責任
9.キリスト教氏の中の暴力と平和
10.戦場の聖職者たち
11.テロをめぐる善と悪
12.戦うことは絶対に許されないのか?
13.兵役拒否と宗教
14.世界の諸宗教の平和運動

宗教がどのように軍人の支えになってきたか、また宗教と戦争の折り合いを人々はどのようにつけてきたのかを考察している。
そもそも、どの宗教にも平和や愛に相当するものは謳われているものだ。
なのにどうして人間は戦争をしてしまうのか。
本質的に人間は殺人を嫌うもので、兵役拒否があり、実際の戦闘になるとサボタージュして銃を撃っているように見せかける事例もあると言います。それでも戦争はなくなりません。
そして、宗教は戦争にどのように関わってきたのでしょうか。
様々な疑問を著者が平易に解説するので、読みやすい。

宗教だけでなく、戦争そのものにもじっくりと取り組んでいる内容に好感が持てた。

なお、1章の人間性と戦争に関しての考察で参照されている本には、下記のようなものがある。


戦争における「人殺し」の心理学
WW2後の研究で歩兵部隊の2割しか発砲していないことが分かった米軍部は愕然とした。その他は、弾を込める、けが人の介護、威嚇射撃等で殺人を避けていたのだ。
 その後、戦闘中の殺人に関する心の研究が進み、遠くからなら、条件反射なら、責任を転嫁できるなら、戦友を守るためなら、発砲できることが判明した。訓練は見直され、ベトナム戦争では発砲率は9割にも跳ね上がった。
 ところが、ベトナム戦争後に兵士を待っていたのは、殺人者と罵り唾を吐きかける市民だった。結果、PTSD患者が続出し、米国はこのころから様々な社会問題が噴出し、後の世代(子や孫)まで影響を与えている。
 人は本質的に人殺しはしたくないものなのだ。

一方で、人類の文化が戦争と深く関わっていることを解説する本にも言及している。
それがこれだ。

戦争文化論
 戦争と文化は切り離せない。それは人類が戦争をなくせないからだ。
文化として、衣装、建築、戦争のルール、開戦の作法、終戦の作法、歴史、文学、芸術、記念碑等々を取り上げ、世界の歴史を縦横無尽に駆け巡りながら考察を深める。
 下巻では、軍事史・戦略研究の専門家が「平和主義者」に鋭い問いを投げかける。
「戦争文化」と対比される「平和主義」はパラドクスに満ちているのだ。
特に、「戦争文化」の正常性を失った悲劇をドイツとイスラエルを題材に論じる章は読み応えがある。
ラベル:軍事
posted by じゃが〜 at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月09日

「軍国主義」が日本を救う 他 倉山満

最近、保守界隈を賑わしている文筆家がいる。
言い難いこと、タブー、逆説、罵倒、あらゆる言語手段で歴史や憲法を問い直す倉山満氏がその人だ。

問題児と言えば問題児。
あまりに過激なので、地上波テレビには出ることはないだろう。
出るとすれば日本がアメリカの天領(属国)を辞める覚悟ができたときか?

彼の著作をいくつか紹介してみたい。


「軍国主義」が日本を救う
正しい軍国主義にならなければ国の独立が危うい。そんな意味を込めたと思える挑発的なタイトル。
現在の日本のあり方は、旧大日本帝国の保護国であった満州と同じで、米国の保護国である。
この原因をGHQ憲法や内閣法制局、自民党の政治家など実名を挙げて追求する。
最後は著者の持論である大日本帝国憲法へ結び付けていく。
切れ味は爽快で、読後には、日本人が知らない軍事常識と文明国としてのありようが理解できるつくりとなっている。


大間違いの太平洋戦争
大東亜戦争について、日英の関係性、独ソに囲まれた英国の視点に注目している。
日本が英国を袖にし、おかげで反日に傾いた英国が非常に痛手を被ったという立場で戦前を振り返っている。
随所で世界情勢を図解しており、複雑怪奇といわれた欧州情勢の変遷が示されている。
確かに複雑なのだが、さらに後知恵と言われようが、英国との関係を切ってはいけなかったと繰り返す著者の主張になるほどと思うことが多かった。


常識から疑え! 山川日本史 近現代史編 上 「アカ」でさえない「バカ」なカリスマ教科書
常識から疑え! 山川日本史 近現代史編 下 「研究者もどき」がつくる「教科書もどき」
日本史の教科書は何故分かりにくいのか、その理由を著者のキレッキレの文体で時に激しく訴えています。
教科書がつまらないのは、いわゆる自虐史観によるものでもなく、共産党による日本破壊工作でもなく、単に教科書の執筆者がバカだからだそうです。
ふざけた題名ですが、内容はそれなりにスジが通っており、痛快です。
教科書には、書いていけないタブーが多いそうです。
大日本帝国憲法を褒めること、結論が出ていない論争は書いてはいけないとか、そのような見えない制約により、アカどころかバカな教科書ができあがっているとのこと。
その他、世界史の動きを詳しく書けない、他国の悪口を書けない、様々な制約があるようです。


帝国憲法の真実
前半は日本国憲法の酷さを提示し、後半は帝国憲法の特徴を説明している。
俗に明治憲法と呼ばれる大日本帝国憲法を日本国憲法と比較し、帝国憲法がいかに日本の国体にあっているか、法律としての出来が良いか述べている。
国民を抑圧するひどい内容、というイメージで扱われる帝国憲法だが、実に良く考えられた憲法典であることが分かった。統帥権などについては不備があるものの、帝国憲法の良さにほれぼれしてしまう。

以下はまだ読んでませんが、今後読みたいものです。






posted by じゃが〜 at 16:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 保守 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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